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  • 植村

EM活性液(塩入り)の仕込みかた

最終更新: 9月14日

EM活性液とは、善玉菌の集まりである「EM」のたね菌を購入し、自分で培養して増やす発酵液のことです。畑の日々の水やりの時に水に薄めて撒いたり、ボカシ肥料作りのたね菌にしたり、土壌の生物多様性を高めるための起爆剤として活用できます。


塩入りタイプのEM活性液のメリットは、塩分によって他の雑菌の繁殖が抑えられ、質の良いEM活性液が作れること。そして、塩入りEM活性液を薄めて使用することで、畑には適度にミネラルが補給され、作物の生育の助けになることです。


「塩を撒く」というと、塩害で作物が枯れる心配がありますよね。作物を枯らさず、逆に生育の助けにするためには、畑の土壌環境が、ある条件を満たす必要があります。


<塩入りEM活性液が使える土壌条件>

① 微生物のエサとなる有機質が豊富に投入された土壌であること

② 既にEM活性液を使用して、微生物の多様性や活性度が高い土壌であること


微生物の活性度が高ければ、適度な塩分は微生物によって土を肥沃にする方向に利用されます。(塩害土壌の改善は、微生物の活性がカギであることがわかりますね。)したがって、化学肥料栽培の畑の場合は、微生物の活性度も有機質の量も少ない傾向にあるため、塩入りEM活性液の使用は不向きでしょう。


農業利用のためのEM活性液(塩入りタイプ)の仕込みかたをご紹介します。




動画では、250リットルタンクでの仕込みかたをご紹介しています。


<材料>

塩(仕込み時に使用)        2.5kg

塩(発酵が進んでから使用)     5kg

糖蜜 22kg缶(約16リットル入り) 12.5リットル 

EM1(10リットル入り)      12.5リットル

汲み置きの水           約200リットル

計量器

大きめのバケツ

泡立て器

かき混ぜ棒


※塩は、最終的に仕込みの全量の3%にします。

 仕込み時 1%(250リットル×0.01=2.5kg)

 発酵途中で追加 2%


※糖蜜とEM1の必要量は、仕込みの全量の5%です。

 250リットル×0.05=12.5リットル


<仕込みかた>

⓪ タンクに200リットル程度、水を汲み置きしておく。(半日程度)

① 塩1%を計量して、水で完全に溶かして、タンクに入れる。

② 計量した糖蜜を大きめのバ


ケツに移し替え、水を入れてサラサラになるまで溶かす。

③ 溶かした糖蜜をタンクに入れる。

④ EM1(たね菌)をタンクに直接入れる。

⑤ 250リットルまで水を足し、最後によくかき混ぜる。

⑥ 蓋を閉めて密封する。(空気を遮断することが重要!)

⑦ 培養温度を38℃に保つ。(一週間は温度をキープ!)


<完成したら、塩を2%追加する>

⑧ 塩2%を計量して、発酵中のEM活性液で塩を完全に溶かしてタンクに入れる。


<失敗しないポイント>

・容器は清潔なものを使用する(雑菌の混入を防ぐため)

・糖蜜は粘性が高いので、水でよく溶かしてからタンクに入れる

・培養温度を仕込み時から一週間は、38℃に保つ

(電熱ヒーターで加温したり、断熱材で保温の工夫をする)

・培養中はタンクを密閉する(空気を遮断する)

・発酵過程で炭酸ガスが発生するので、蓋が吹き飛ばない工夫をする


<完成の目安>

・pH試験紙で、培養液のpHを測定する。3.5以下の酸性になっていれば完成。

・乳酸などの有機酸が増えているため、甘酸っぱい香りになります。


※発酵温度が足りず低温発酵になると、EMの構成要員である乳酸菌の活性が上がらず、有機酸の生成が少なくなり、pHが3.5以下に下がらない場合があります。この場合、日持ちがせず、雑菌が混入して腐敗しやすいので、早めに処分して(畑に撒く)、作り直しましょう。また、異臭がする場合は発酵過程で既に雑菌が混入している可能性があります。






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